禅寺を訪れると、どこも静かで、自然と心が落ち着いていきます。
庭を眺めていると、余計なことを考えなくなるような時間が流れていました。
建仁寺、南禅寺、龍安寺。
それぞれで過ごした静かな時間は、どれも印象に残っています。
けれど、その静けさは同じようでいて、少しずつ違っていました。
今回は、その違いについて書いてみたいと思います。
建仁寺
建仁寺では、空間がすっと整えられているように感じられました。
その景色はどこを切り取っても美しく、自然と立ち止まってしまいます。
建具に切り取られた中庭の景色、縁側から眺める余白を感じる白砂の景色。
巡っていると、ひとつひとつの場所で静けさの質が少しずつ変わっていきます。
その静けさの中にいると、自分の中も少しずつ整っていくように感じられました。
その整った空間を離れ、次に訪れた南禅寺では、また違った静けさを感じました。
南禅寺
南禅寺では、開かれた空間に広がる静けさが印象に残りました。
歩いていると、水路や建物の間にゆったりとした距離があり、その広い空間の中に身を置いているような感覚になります。
庭園では、禅寺らしく自分と向き合う時間が流れていますが、その場所の静けさも、どこか境内へ広がっていっているような、境内の一部のような気がしてきます。
どこにいても静けさに包み込まれるようで、広がる空間の中で、心がゆるんでいくようでした。
その広がる空間を離れ、龍安寺へ向かいました。
そこで過ごした時間は、また少し違うものでした。
龍安寺
石庭の前に座ると、白砂と石だけの空間が広がっていました。
あまりの静けさに、時が止まったように感じられます。
その場に座り、しばらく庭を眺めていました。
やがて、石を見るでも、砂を見るでもなく、ただぼうっとしている時間が流れていきます。
どのくらい座っていたのか覚えていません。
その場を離れるときには、頭の中がすっと静まっていました。
まとめ
それぞれの禅寺で過ごした時間は、同じように静かでありながら、少しずつ違っていました。
整えられた空間の中で心が整い、
広がる空間に包み込まれ、
最後には、ただ静かに止まる時間がありました。
そのどれもが心地よく、日々忙しい頭の中がすっきりとしていきます。
心がざわついた時に、また訪れたいと思える場所でした。
最後に、感じたことを英語でも書き留めておきます。
English Reflection
Each Zen temple felt quiet,
yet the stillness was slightly different.
Some spaces made me feel composed,
others made me feel gently embraced,
and finally, there was a moment where everything simply stopped.
ちびくま
