京都で扇子やお香を持ち帰り、
暮らしの中で使うようになってから、
「次は何を持ち帰ろう」と考える時間が増えました。
そんな頃、
美容師をしている姉に、
髪質が少し変わってきていることを指摘されました。
たしかに最近、
以前より髪のまとまり方が変わってきたように感じていて、
毎日使うものを見直したいと思うようになっていました。
せっかくなら、
長く使える良い道具を選びたい。
そう思い、
京都旅行に合わせて櫛を探し始めました。
インターネットで調べていると、
四条にある「十三や」さんというお店を見つけました。
京都旅行に合わせて訪れてみることにしました。
十三やさんへ
十三やさんを訪れると、
店内のショーケースには、さまざまな櫛が並んでいました。
どれにしようか迷ってしまい、店員さんに、
自分用の櫛を探していること、
最近、髪質が少し変わってきたように感じていることなどを伝えました。
店員さんは、ぱっと私の髪を見て、
これから髪を伸ばす予定があるか、
パーマをかける予定があるかなどを尋ねてくださいました。
どちらもないことを伝えると、
ひとつの櫛を選んでくださいました。
手入れをすれば長く使えるとのことで、
お手入れ方法も丁寧に教えてくださいました。
選んでもらった櫛とケース、
そして手入れ用の椿油を購入しました。
私にとっては少し高価な買い物でしたが、
自分に合うものを選んでもらえたことが嬉しく、
長く大切に使っていきたいと思いました。

持ち帰ってから
持ち帰ってからは、
朝、髪を整えた後や、
夜、シャンプーをして髪を乾かした後に使っています。
ドライヤーの熱で少しパサついた髪も、
櫛で梳かすと、スンとまとまり、
自然とツヤが出ます。
髪を梳かしていると、
気持ちまで少し整っていくような気がします。
月に一度は、
店員さんに教わった方法でお手入れもしています。
手入れを重ねるたびに、
この櫛が少しずつ日常に馴染んでいくように感じています。

つげ櫛は毎日使うものですが、
手に取ると、丁寧に作られていることが伝わってきます。
髪を整える時間が、
少しだけ贅沢なものになりました。
京都から日常へ
京都で選んだつげ櫛は、
少しずつ自分の日常に馴染み、
今では朝と夜の暮らしのリズムのひとつになっています。

髪を整えるたびに、
気持ちまで少し整っていくような気がします。
自分に合うものを選んでもらえたこと、
そして、長く使える道具に出会えたことに感謝しながら、
これからも大切に使っていきたいと思います。
ちびくま
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